庖丁を知る

庖丁のプロがおすすめする書籍6選

包丁と砥石

価格:1980円(税込)

庖丁に関する専門知識全般を扱っており、初心者の方でも分かりやすいように説明されています。

僕が和食をやっていた頃に料理長からいただいた本で、当時はこの本を参考に庖丁の扱い方や研ぎ方を勉強していました。

専門家監修の元、各庖丁の用途や特徴・製作工程から、砥石の種類や研ぎ方まで非常に勉強になる内容ばかりです。

特に料理人や研ぎ師を目指している方に是非おすすめしたい一冊です。

包丁と砥石大全

価格:3520円(税込)

こちらも庖丁に関しての基礎知識が詳しく説明されており、読みやすい一冊となっております。

この本を監修されている月山義高刃物店の藤原さんは研ぎの研究に非常に熱心な方で、変態級の知識と圧倒的な経験値を持ち合わせている庖丁のプロフェッショナルです。

入門編としても非常に読みやすいですが、僕個人的には二冊目の本として非常におすすめです。

これから趣味として庖丁マニアを目指したいという方は必ず購入しましょう。

刃物あれこれ

価格:2640円(税込)

「切れ味」について金属学の専門家がデータを元に紐解いた本です。

僕が庖丁について、より専門的な知識を学びたいと思った時に購入した最初の書籍です。

初めて目を通した時は、正直「専門用語が多すぎて難しい!」と感じましたが、その後色々と理解が進むにつれて楽しくなっていったのを思い出します。

他の専門書と比べても比較的読みやすくなっているので、更に庖丁に詳しくなりたいという方の一冊目としてはおすすめです。

実践 料理の味から追求した包丁研ぎの技法: 月山義高流 研ぎの理論とテクニック

価格:3850円(税込)

2022年3月に出版された比較的新しい書籍です。

専門知識も多く紹介されていて、庖丁好きな方や庖丁専門店に勤めている方なら一度は目を通していただきたい、そんな一冊です。

材質、研ぎ、砥石等様々なテーマに対してとても細く説明されているので、僕個人的には過去のどの書籍よりも読み応えがあり勉強になる内容ばかりでしたが、初心者の方にとっては少し難しい内容かもしれません。基礎知識がないと理解が難しいような解説もあり、一般の方はもしかすると途中で眠くなってしまうかも。

しかし、1回読んで理解ができなかったとしても、実践と読み直しを繰り返すうちに”なるほど!”と腑に落ちる瞬間がきます。

何度も繰り返し読んで、この本で説明されている内容が理解できるようになったらかなりレベルはあがっていると思って良いでしょう。全ての庖丁関連の書籍の中で僕個人的には最も内容の濃い書籍だと思います。

英語訳付き 包丁と研ぎハンドブック

価格:3084円(税込)

昨今では、「庖丁」といえば日本製のものが世界的にも非常に有名になってきており、海外からご来店やお問い合わせも増えてきているのではないでしょうか?

日本のお客様だけではなく、海外のお客様にもしっかりと説明をし、理解した上で買っていただくということが「日本の庖丁を正しく広める」という意味ではとても大切であると思っています。

庖丁専門店スタッフとして働いている人であれば、普段の接客内容をどのように英語で説明するか一度は勉強したことがあると思います。

この本では庖丁の基本的な知識はもちろん、専門用語も英訳付きで詳しく解説されているので、今まで以上にスムーズな英語で対応できるようなりたいという方におすすめの一冊です。

入門・金属材料の組織と性質―材料を生かす熱処理と組織制御

価格:4180円(税込)

「金属材料」と、その特性や品質を大きく左右する「熱処理」についての専門書です。

庖丁に使用する金属以外にも多くの材質について説明されており、主に金属加工の仕事に従事する方が読む本になります。一般の方には必要のない知識なので、よりマニアックな方にのみおすすめできる本です。

金属について勉強したい方や、趣味で庖丁製作をしたいという方は是非参考にしてみてください。

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